投資

「特定口座と何が違う?NISAの“非課税パワー”で資産にここまで差が出る!」

✅ はじめに|「NISAはお得」と言われるけど、実際どのくらい差が出るの?

「NISAって非課税なんでしょ?
でも、普通の証券口座(特定口座)と比べて、実際どのくらい違うの?

そんな疑問にお答えするため、この記事ではNISAと特定口座での投資運用の“リアルな差”を、シミュレーションを交えて解説していきます。


✅ そもそも「特定口座」とは?


特定口座とは、証券会社が年間の損益や税金の計算を代行してくれる課税口座のこと。

  • 利益が出たら、自動的に約20.315%の税金が引かれる
  • 配当や売却益が出るたびに課税
  • 損益通算や繰越控除ができるメリットも

一般的な投資スタイルの基本口座


✅ 「NISA」の最大の違い=“利益に税金がかからない”


NISA口座の最大の特徴は、

✅ 売却益
✅ 配当・分配金

すべてに税金がかからない(=非課税)ということ。


🔻税金の違いを図解で整理

項目特定口座NISA
売却益・配当約20.315%課税非課税
確定申告原則不要(源泉徴収あり)不要
損益通算可能不可(損失は繰越不可)

✅ 【シミュレーション】同じ投資額で、こんなに差が出る!


📌 前提条件

  • 毎月3万円を20年間積み立て
  • 年間利回り5%で運用
  • 合計投資額:720万円(3万円×12ヶ月×20年)

💼ケース①:NISAで運用(非課税)

  • 総資産額:約1,238万円
  • 税引き後資産額:約1,238万円(全額非課税)

💼ケース②:特定口座で運用(課税あり)

  • 総資産額:約1,238万円
  • 税金:利益518万円 × 20.315% ≒ 約105万円
  • 税引き後資産額:約1,133万円

✅ 差額:約105万円!

→ 同じ商品・同じ金額・同じ運用でも、「非課税」かどうかで100万円以上の差になるのです。


✅ 特定口座にもメリットはある?

もちろん、特定口座には特定口座なりのメリットがあります。


✅① 損益通算ができる

複数の商品を売買して損失が出ても、利益と相殺して税金を減らすことができます。

→ 年度内でトータル損益を調整したい人にとっては有利。


✅② 繰越控除が使える

損失が出た場合、翌年以降3年間まで繰り越して控除できます。
→ これができないNISAとの大きな違い。


✅③ 商品の種類に制限がない

NISAでは買えない一部の株やREITなど、自由度の高い投資が可能です。


✅ じゃあ、どう使い分ければいいの?


タイプ向いている制度
投資初心者・長期投資したいNISA(つみたて投資枠)
高配当株で不労所得を目指すNISA(成長投資枠)
デイトレや短期売買を繰り返す特定口座
大きな損が出たときに税金調整したい特定口座
税金を払いたくない!とにかく増やしたいNISA

✅ 経営者や個人事業主は「併用」がおすすめ


事業資金や税金の状況に応じて…

  • NISA → 将来の資産形成(自由に引き出せる)
  • 特定口座 → 事業の資金調整や短期運用

というふうに分けて活用するのが賢い戦略です。


✔ さらにiDeCoとの組み合わせも視野に

  • iDeCo → 老後資金+節税効果
  • NISA → 中長期資産形成
  • 特定口座 → フレキシブルに使える運用枠

3つの制度を戦略的に使い分けることで、人生全体のお金に強くなれます!


✅ まとめ|“非課税”の差は、20年後に大きな差になる


「投資で100万円の利益を出す」のと、
「税金を払わずに100万円を残す」のとでは、意味が違います。

NISAは、税金を払わずに資産を増やせる唯一の制度
だからこそ、特定口座よりも先に活用する価値があるのです。

✅ 少額からOK
✅ いつでも引き出せる
✅ 税金ゼロ!

この3拍子そろったNISA、まだ始めていない方は、まず「つみたて枠」からスタートしてみましょう。


📩 ご相談受付中|NISAと特定口座、どう使い分ける?あなたに合った設計をご提案します!

  • 自分に合った運用方法がわからない
  • 家族でNISAを使いたいけど、どう説明すれば?
  • 事業主の立場で最もお得な運用法を知りたい!

税理士 × 財務コンサル × FPの視点から、NISA×特定口座の最適な使い方をサポートいたします。

次回は、「NISA×iDeCo×小規模企業共済で最強の資産形成!経営者・個人事業主のための賢いかけ合わせ術」を説明いたします。

ホームに戻る