「初心者でも大丈夫!NISAのはじめ方と“後悔しない”運用のコツ」
✅ はじめに|「NISAが良いのはわかった。でも、何をどう始めればいいの?」
NISAは「非課税で投資できるすごい制度」とわかっていても、
「実際、何を買えばいいの?」
「どこで始めればいいの?」
「月いくらからが現実的?」
そんな“はじめての壁”にぶつかる方も多いです。
この記事では、NISAの運用をこれから始める方向けに、ゼロからステップでやさしく解説していきます。
✅ ステップ①|NISAを使うには「証券口座の開設」から
NISAは、銀行口座ではなく「証券口座」で運用する制度」です。
おすすめは、次のようなネット証券:
証券会社 | 特徴 |
---|---|
SBI証券 | 商品数が多く、手数料も低い。NISA利用者数No.1 |
楽天証券 | 楽天ポイントが貯まる・使える。アプリが使いやすい |
マネックス証券 | 米国株に強みあり。初心者ガイドが充実 |
📌 証券口座開設は無料・ネットで完結可能です。
✅ ステップ②|「つみたて枠」「成長投資枠」を理解する
2024年からの新NISAでは、
- つみたて投資枠(年間120万円まで)
- 成長投資枠(年間240万円まで)
の2つが用意されています。
💡初心者は「つみたて枠」からのスタートが安心!
- 商品が金融庁の基準を満たしていて安全性が高い
- 毎月一定額を積み立てる“ドルコスト平均法”が使える
- 値動きに慣れていない人でも続けやすい
✅ ステップ③|何に投資する?おすすめの「投資信託」
🔹定番人気①:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 世界中の株式に分散投資
- 日本、米国、新興国すべてを1本でカバー
→ “これ1本で完結”型の初心者向け
🔹定番人気②:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 米国の代表株価指数S&P500に連動
- 長期で成長が期待できる
→ 「米国に賭ける」戦略が合う方に◎
🔹定番人気③:楽天・全米株式インデックスファンド(VTI)
- 米国全体に投資するインデックス型
- 世界で最も利用されているETFの日本版
→ バランスよく、でも高成長を狙いたい人に人気
🔸補足:商品選びのポイント
- 信託報酬(手数料)が0.2%未満のものを選ぶ
- 「毎月分配型」は基本的に避ける(長期投資に向かない)
✅ ステップ④|月いくらから始める?目安の考え方
✔ 目安①:月1万円 → 年12万円(つみたて枠を十分活用)
- 投資初心者でも続けやすい金額
- 節約・固定費見直しで捻出しやすい
✔ 目安②:月3万円 → 年36万円(3〜5年で大きな差)
- 将来の教育資金・老後資金を意識する方におすすめ
- 成長投資枠との併用も検討可能
💡ポイント:「無理なく続けられる金額」が最優先
→ 一度にたくさん投資するよりも、継続できる仕組みが重要!
✅ ステップ⑤|利益が出たらどうする?売却の考え方
NISAでは、利益が出ても「売る義務」はありません。
ただし、次のような場合には売却を検討してOKです。
✔ 住宅購入・教育費など、具体的な使い道があるとき
→ NISA口座の資産はいつでも売って引き出せます。
✔ 投資対象の将来性に不安を感じたとき
→ 乗り換えやリバランスも可能です(売却後、新たに投資)。
✔ 利益がしっかり出ているときに“利益確定”してもOK
→ NISAは売却益に税金ゼロなので、売り時の自由度が高い!
✅ iDeCoや共済との違い・併用法も知っておこう
制度 | 特徴 | 引出制限 | 節税 |
---|---|---|---|
NISA | 利益が非課税。いつでも売却OK | 制限なし | 利益が非課税(所得控除なし) |
iDeCo | 積立額が所得控除。運用益も非課税 | 原則60歳まで引出不可 | 掛金が所得控除(節税大) |
小規模企業共済 | 経営者向けの退職金制度 | 退職・廃業時に引出 | 掛金が所得控除(節税) |
→ 「NISA=自由」「iDeCo=老後」「共済=退職金」で棲み分け!
✅ まとめ|NISA運用は“まず始める”ことが一番のコツ!
NISAは、
✅ 利益に税金がかからず
✅ いつでも引き出せて
✅ 少額から始められる
投資初心者にぴったりの制度です。
「商品が多くてわからない…」
「下がったら怖い…」
そんな方でも、まずは月1万円のつみたてNISAから始めてみることをおすすめします。
📩 ご相談受付中|NISA運用の不安を一緒に解消しませんか?
- 初心者に合った商品を教えてほしい
- 法人とのバランスを考えた運用がしたい
- iDeCoや共済との組み合わせを見てほしい
など、税理士 × 財務コンサル × FPの視点からアドバイスいたします。
今回ご紹介した商品は、一例にすぎません。投資するタイミングによっては、元本割れなどもございますので、やる際は、タイミングを確認してから投資をお願いいたします。
次回は、「NISAとiDeCo、結局どっちがいい?違いと賢い使い分け方を徹底解説」について説明いたします。
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