「退職金を“眠らせない”!社長の未来を守る『お金の使い方』と投資戦略【安全運用の選択肢も紹介】」
✅ はじめに:社長、退職金を「現金のまま」眠らせていませんか?
小規模企業共済や役員退職金で、まとまったお金を受け取ったあと——
多くの方がとる行動は「とりあえず定期預金へ」というもの。
ですが、いまの金利は年0.002%程度。
1,000万円預けても、1年で200円の利息しかつかない現実があります。
「せっかく苦労して積み立てた退職金をどう活かすか?」
これは、社長人生の第2章を左右する重要テーマです。
✅ 退職金=“未来をデザインする資金”
退職金は、単なる「お疲れさまのお金」ではありません。
むしろ、これからの人生を支える“自分年金”かつ“未来資金”です。
🔹例えば…
- セカンドビジネスを始める元手にする
- 不動産を買って賃料収入を得る
- 配当金を得られる投資信託を買う
- 外貨を持ってインフレに備える
- 子や孫への資産継承に活かす
など、使い方次第で老後の安心感も、人生の自由度も変わります。
✅ 投資といっても“ギャンブル”ではない!経営者におすすめの運用先7選
① 定期預金+個人向け国債(超低リスク型)
- 元本保証の運用先
- インフレには弱いが、短期での資金置き場として活用価値あり
- 「しばらく様子見したい」人向け
② インデックス型投資信託(長期安定運用)
- 日経平均・S&P500などに連動する運用商品
- 低コスト・分散投資ができる
- 年率4〜7%を狙える現実的な投資対象
③ 高配当株・ETF(配当収入型)
- 配当金(年2〜4%)を定期収入として得られる
- 企業業績に左右されるリスクはあるが、人気が高い
- 自分年金をつくるイメージで選ばれる
④ 不動産投資(収益+節税)
- 退職金を頭金にして、賃貸経営をスタート
- 安定収入+相続対策にもなりやすい
- ただしエリア選定・管理負担には注意が必要
⑤ NISAの活用(税制優遇を使う)
- 運用益が非課税になる制度
- NISA:いつでも引き出せる
⑥ セカンドビジネス(経験を活かす事業投資)
- 飲食・コンサル・農業など、新たな収入源としての選択肢
- 初期費用は数百万円〜可能
- 退職後も「社会とつながる」選択肢としても注目
⑦ 金・外貨などの「実物資産」(インフレ対策)
- 将来の通貨価値下落に備える
- 金や米ドルは“守り”の資産として人気
✅ 投資を始める前に「決めておくべき3つの視点」
① 目的:この退職金を「何に使いたいのか?」
- 老後資金か?
- 子どもの支援か?
- 事業の再投資か?
目的が明確なら、投資手段も自ずと決まります。
② 期間:いつまでに使うお金か?
- 5年以内 → 元本保証の投資を優先
- 10年〜20年 → 株式・不動産などリスク資産もOK
③ 性格:自分は「リスク許容度が高い or 低い」?
- 含み損に耐えられるか?
- 値動きに不安を覚えやすいか?
投資において感情が失敗の最大要因になります。性格に合った方法を選びましょう。
✅ 年収600万円社長の退職金1,000万円を運用した場合のシミュレーション
ケース:退職金1,000万円 → 運用利回り別の10年間の資産推移
年平均利回り | 10年後の金額 | 増加額 |
---|---|---|
0.002%(定期預金) | 約1,002,000円 | +2,000円 |
1.0%(国債) | 約1,105,000円 | +105,000円 |
3.0%(バランス型) | 約1,344,000円 | +344,000円 |
5.0%(インデックス型) | 約1,629,000円 | +629,000円 |
7.0%(株式中心) | 約1,967,000円 | +967,000円 |
→ 投資の有無で数十万円〜100万円以上の差が出ることがわかります。
✅ 投資の失敗を防ぐために|経営者が気をつけるべき3つのこと
①「知人の紹介」だけで投資判断をしない
→ 詐欺や誇大広告に注意。「利回り8%保証!」には要注意
②「全部投資」にしない
→ 必ず“現金+運用資産”のバランスを保つ。最低1年分の生活費は現金で持っておく
③ 資産運用の“見える化”を定期的に行う
→ 年1回は「資産の棚卸し」「ポートフォリオの見直し」を。プロと一緒にレビューするのがベスト
✅ まとめ:「使うために備える」退職金運用で、社長人生の第二章を豊かに
退職金は、がんばってきたあなた自身への報酬。
でもそれは同時に、これからの人生をデザインする“原資”でもあります。
銀行に寝かせておくか、
毎年の配当で旅行に行けるようにするか、
新しい挑戦のための元手にするか——
すべては「どう使うか」で決まります。
✅ 自分らしい未来のために
✅ 家族の安心のために
✅ 事業と人生の“出口戦略”の一部として
今こそ、退職金の活用に目を向けてみてください。
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ホームに戻る芦屋市で税理士をしています、ながさん(長岡昭宏)です。1987年生まれ。兵庫県西宮市で生まれ育ち、現在、芦屋市に在住。未来会計や資金繰りやバックオフィスのDX化などのお困りごとを中心に、経営者の伴走支援をしています。懇切丁寧に明るく元気にサポートいたします。