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知らなきゃ損する】日常の選択で“節税”できる7つのポイント

経営者だからこそ活かせる、暮らしと経営をつなぐ知恵


はじめに|節税は“日常”に隠れている

節税というと、税理士との打ち合わせや特別な対策が必要と思われがちです。
でも実は、あなたの普段の選択ひとつで節税につながる場面が多く存在します。

本記事では、医療費や保険料、車や住宅など“経営者ならではの視点”で使える節税術を、具体的な制度や金額感とともに紹介します。


1. 医療費控除は「クレジットカード払い」でもOK!

しかも、ポイントも貯まる

医療費控除は、本人・家族の医療費が年間10万円(または所得の5%)を超えた場合、超過分が所得控除の対象になります。
ここで注目したいのが、「支払い方法をクレジットカードにする」という工夫です。

✅ 節税ポイント:

  • クレジットカード払いでも医療費控除の対象になる
  • ポイント還元(1%なら10万円で1,000円)も得られる
  • 高額な治療費ほど、差が大きくなる

※カード払いに対応している医療機関を選ぶことが前提になります。


2. 生命保険料控除は「前納」で毎年適用をキープ

生命保険料控除は、1年のうちに支払った保険料に応じて最大12万円(所得税+住民税)控除されます。

もし長期契約の保険に加入しているなら、保険料を前納(一括払い)しても、その年の控除対象になるのです。

✅ 節税ポイント:

  • 長期契約の保険を一括払いすれば、翌年以降も控除を確保
  • 保険料が高い契約でも、控除額は年間上限までキープされる

3. 燃費の良い車は「環境性能割」で購入税が安くなる

車を購入する際にかかる「自動車取得税」に代わって、現在は「環境性能割」という制度が導入されています。
これは、車の燃費・排ガス性能に応じて税率が変動するしくみ。

✅ 節税ポイント:

  • 燃費基準を満たす車なら「非課税」になるケースも
  • ハイブリッド車や電気自動車なら、ほとんどのケースで減税

🚗 経営者の実例:

「業務用としてプリウスを導入し、環境性能割が0%に」


4. マイホームは「木造」なら固定資産税が安い?

住宅の構造によって、固定資産税評価額に差が出ることをご存知でしょうか?
木造住宅は、鉄骨・RC(鉄筋コンクリート)造に比べて評価額が低くなる傾向があるため、固定資産税が安くなることがあります。

✅ 節税ポイント:

  • 長期的な固定資産税負担が軽くなる
  • 小規模宅地特例などと組み合わせればさらに効果的

※もちろん耐震性や耐久性、資産価値の比較も必要です。


5. 自然災害・盗難の被害は「雑損控除」で税金軽減

地震・台風・火災・水害・盗難などによる損害は、「雑損控除」として所得控除の対象になります。

✅ 控除対象の主な条件:

  • 自分または家族が所有している「生活用資産」が損害を受けた
  • 罹災証明書や警察の盗難届など、被害を証明する書類がある

雑損控除は、被害額が大きいほど節税効果も大きいため、特に被災地域の経営者にはぜひ知っておいてほしい制度です。


6. 地震保険料も控除できる(最大5万円)

万が一の災害に備える地震保険。こちらも地震保険料控除として所得控除の対象になります。

✅ 控除上限:

  • 所得税で最大5万円
  • 住民税で最大2万5千円

地震保険は掛け捨てが多いため、「保障を得ながら節税にもなる」という意味ではとても合理的です。


7. 新築住宅は「固定資産税が3年間半額」になる!

最後は、意外と知られていない特典です。
新築住宅(一定要件あり)は、建物部分の固定資産税が3年間半額になる制度があります。

✅ 条件の一例:

  • 床面積が50㎡以上(店舗併用は住居部分が50%以上)
  • 一戸建て:3年間、マンション:5年間、税額が2分の1に!

これにより、数十万円単位の節税になるケースも珍しくありません。


まとめ|「知っているか、知らないか」でここまで違う

今回ご紹介した節税術は、いずれもちょっとした知識と意識の違いで、大きな差を生むものばかりです。

節税アイデア効果の方向性
医療費のカード払い控除+ポイント還元
保険料前納控除確保+資金計画安定
環境性能割車の取得時に減税
木造住宅長期的に固定資産税が軽くなる
雑損控除自然災害・盗難の損害を税控除
地震保険保険料が控除対象に
新築住宅固定資産税が最大5年間半額

最後に|節税は「暮らし」と「経営」の両面から見てこそ意味がある

事業だけでなく、暮らしの中にも節税のタネはたくさん落ちています。

  • 税金のプロから見て、“それも控除できるんですか!?”という驚き
  • 今後の買い物や住宅計画が、将来の税負担を左右する事実

経営者として、お金の流れを「見える化」し、「選択とタイミング」でお金を残す視点をぜひ取り入れてください。

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