コラム

【2025年版】健康保険証の廃止でどうなる?マイナ保険証と資格確認書の正しい使い方と注意点


こんにちは!税理士の長岡です。今回は、「8月以降は、保険証が使えない?」についての内容になります。最後までお読みいただけると幸いです。

はじめに:ついに健康保険証が廃止へ

2025年、いよいよ日本の医療制度に大きな転換が訪れます。

これまで慣れ親しんできた「健康保険証」が順次廃止され、代わりにマイナンバーカード(マイナ保険証)での医療機関受診が主流になります。政府の方針として、2024年度から段階的に廃止が進められてきましたが、2025年はいよいよ本格運用の年です。

特に国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方は、2025年7月末で保険証の有効期限が切れるケースが多発する見込みです。

それに伴い、2025年8月1日以降の医療機関の受診には、マイナ保険証または「資格確認書」の提示が必要となります。


保険証廃止の背景とマイナ保険証の役割

健康保険証廃止の目的

  • 医療DXの推進
  • データ連携による診療の質向上
  • 不正利用の防止と事務負担の軽減

マイナ保険証とは?

マイナンバーカードに健康保険証の機能を紐付けたものです。
ICチップにより、以下のような情報が医療機関で確認できるようになります:

  • 保険者情報(協会けんぽ・国保など)
  • 限度額適用認定
  • 過去の薬剤・検診データ(任意)

導入のメリット

  • 保険資格の自動確認が可能
  • 医療費の適正化に貢献
  • 複数の保険証を持ち歩かなくてよい
  • 転職・転居後の反映が迅速

「資格確認書」とは?マイナ保険証がない人への代替手段

マイナ保険証をまだ取得していない、あるいは事情により紐付けができない方のために、「資格確認書」という制度が用意されています。

資格確認書の概要

  • 医療機関で保険診療を受ける際の仮の保険証
  • 市区町村・保険者に申請することで発行される
  • 顔写真付きではなく、第三者による利用リスクがあるため有効期限が短め

2025年8月以降の対応スケジュールまとめ

保険の種類有効期限2025年8月以降の対応
国民健康保険(自営業など)2025年7月31日マイナ保険証 or 資格確認書が必要
後期高齢者医療制度(75歳以上)2025年7月31日原則、資格確認書が交付される
被用者保険(会社員)2025年11月末まで使用可能12月1日以降はマイナ保険証等が必要

保険証の有効期限が切れても大丈夫?厚労省の救済措置

2025年8月以降、原則として従来の保険証は使えなくなりますが、制度への完全移行を円滑に進めるため、厚生労働省は例外措置も設けています。

救済措置の内容

  • 2026年3月末までは有効期限切れの保険証でも医療機関で診療が可能
  • 医療機関に対して柔軟な対応を要請済み

つまり、急病などでマイナ保険証を忘れた場合や、資格確認書の取得が間に合わない場合でも、当面は従来の保険証を持参しておけば安心です。


中小企業・自営業者・高齢者が今すぐできる対応策

1. マイナ保険証への切り替えを早めに進める

  • スマホや自治体窓口で手続き可能
  • 紐付けには「マイナポータル」や「セブン銀行ATM」も使える

2. 資格確認書が必要な人は自治体に申請を

  • 国民健康保険の人は市区町村に申請
  • 高齢者医療は自動交付されるケースが多い

3. 健康保険証は2026年3月末まで保管しておく

  • 紛失・未登録の緊急時用
  • 家族分もあわせて忘れず保管!

よくある質問Q&A

Q1:マイナ保険証がないと診療が受けられないの?
→ 2025年8月以降は「資格確認書」でも対応可能です。

Q2:マイナンバーカードを持っていないとどうなる?
→ 「資格確認書」の発行を申請すれば診療可能です。ただし、保険証に比べて手間と有効期限が短い点に注意。

Q3:子どもや高齢者でもマイナ保険証が必要?
→ はい、全年齢で保険証の廃止が対象です。本人のマイナンバーカードを使って紐付け手続きを行いましょう。


まとめ:混乱を避けるには「早めの準備」と「正確な情報収集」がカギ

マイナ保険証への移行は、一時的な混乱を生む可能性がある反面、医療の質向上と利便性の向上にもつながる重要な制度改革です。

✅ 2025年7月末で保険証が失効する人は特に要注意!
✅ マイナ保険証 or 資格確認書の準備を8月までに済ませる
✅ 万一に備えて従来の保険証も2026年3月末までは保管を!

特に高齢者や子育て世代、自営業者は早めに対応しておくことで、医療現場でのトラブルを未然に防げます。


お困りの際は当事務所へご相談ください

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