財務コンサルタントと経営コンサルタントの違いとは?〜売上を上げる「戦術」より、“お金が残る仕組み”が先!〜
◆ はじめに:経営に必要なのは「売上」だけじゃない
経営者の多くが「もっと売上を上げたい」と考えています。
確かにそれは正解のように思えます。ですが、本当に大切なのは…
売上が増えても、お金が残らなければ意味がない
この本質を理解しているかどうかで、経営の質は大きく変わります。
ここで知っておいていただきたいのが、「財務コンサルタント」と「経営コンサルタント」の違いです。
◆ 経営コンサルタントとは?
経営コンサルタントは、主に以下のような業務を行います。
- 売上アップのためのマーケティング戦略
- 業務効率化によるコスト削減提案
- 人事制度の構築や組織体制の見直し
- 新規事業の立ち上げ支援
言い換えれば、“経営全般の戦術”に関するアドバイスをするのが彼らの役割です。
つまり、「どう売上を上げるか」や「どう行動するか」の方向性を示す支援者です。
◆ 財務コンサルタントとは?
一方で財務コンサルタントは、アプローチが全く異なります。
- 損益構造の分析(売上・原価・固定費のバランス)
- キャッシュフロー(資金の流れ)の可視化
- 銀行融資戦略の立案・同行支援
- 設備投資・資金調達・返済計画の立案
- 財務に基づく「仕組み化」の構築
つまり、売上を直接上げるのではなく、「お金を残す仕組み」を整えるプロフェッショナルなのです。
◆ 具体的に、どんな違いがあるのか?
項目 | 経営コンサルタント | 財務コンサルタント |
---|---|---|
主な目的 | 売上や組織の強化 | 資金繰りの安定・黒字化 |
メイン手法 | マーケティング・人事・営業支援 | キャッシュフロー改善・資金計画 |
数字の扱い | 売上・顧客数・業務KPIが中心 | 利益構造・財務指標・融資管理が中心 |
効果の出方 | 比較的短期的(3〜6ヶ月) | 中長期的(半年〜数年)に持続的効果 |
成果物 | 戦略資料・マニュアル・改善策 | 月次財務レポート・資金計画書・改善フロー |
関与スタイル | 行動・意思決定の助言が中心 | 数字に基づいた意思決定支援と仕組み作り |
◆ 財務コンサルタントの支援は、「売上を上げる前の土台づくり」
「もっと売上を上げたい!」という気持ちは当然です。
しかし、売上を増やす前に、財務の土台が崩れていたら?
- 売上が増えるほど、赤字が膨らむ構造になっている
- 設備投資の判断がずれていて、資金繰りが逼迫
- 粗利率が把握できていないまま、広告に費用をかける
こうした企業は、「売れているのに苦しい」状態に陥ります。
財務コンサルタントは、その構造的な“ほころび”を見える化し、経営の足場を整える存在です。
◆ 私が提供するのは「利益と資金の見える経営の仕組み化」
私が行う財務コンサルティングは、単なる帳簿の確認ではありません。
- 未来のキャッシュフローを設計し、資金切れのリスクを回避
- 銀行と対等に話せる資料を整え、融資交渉を有利に
- 経営者が「今、どこにお金を使うべきか」を判断できるよう支援
- 利益を「仕組み」として残す経営モデルの構築
その結果、売上を追わずして、売上が自然に上がる状態をつくるのが私の使命です。
◆ どちらが必要か?——今の会社のステージで選ぶべき
- 「売上を作る方法は見えているが、資金繰りに不安がある」
- 「黒字なのにお金がない」
- 「次の投資を考えているが、数字の根拠が曖昧」
このような状態にあるなら、今必要なのは“戦術”より“財務の設計”です。
◆ 最後に:経営数字は、未来を守る“地図”になる
経営者が直感と経験だけで舵を切る時代は、もう終わりました。
これからの時代に必要なのは、数字に裏付けされた判断と、仕組みとして利益が残る経営体制です。
私はその“数字の地図”をともに描く財務コンサルタントとして、
経営者の右腕として、ともに未来を創る伴走者になります。
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ホームに戻る芦屋市で税理士をしています、ながさん(長岡昭宏)です。1987年生まれ。兵庫県西宮市で生まれ育ち、現在、芦屋市に在住。未来会計や資金繰りやバックオフィスのDX化などのお困りごとを中心に、経営者の伴走支援をしています。懇切丁寧に明るく元気にサポートいたします。