コラム

2024年限定「定額減税」— 確定申告での申告漏れにご注意を!

こんにちは!税理士の長岡です。2025年が始まり、いよいよ確定申告のシーズンが近づいてきました。

今年の申告で特に気をつけたいのが、2024年限定で実施されている「定額減税」の取り扱いです。申告書の記載漏れによって、せっかくの減税が受けられないケースも想定されるため、ぜひご確認ください。


💡 定額減税ってどんな制度?

2024年分に限り、1人あたり「所得税3万円+住民税1万円=合計4万円」が減税されます。
対象は本人だけでなく、同一生計の配偶者や扶養親族も含まれるため、例えば4人家族であれば最大16万円の減税になる可能性があります。


📝 確定申告書での記載ポイント

以下の項目を忘れずに記入してください:

🔹 申告書 第一表(㊹欄)
「特別税額控除」の欄に、減税対象者の人数減税額を記載。

🔹 申告書 第二表
「配偶者や親族に関する事項」に基本情報を記入し、「その他」欄には、定額減税対象であることを示す**「2」**を忘れずに記載。


⚠️ よくあるご質問・注意点

Q:減税対象者を間違えたら?
→ 減税額が正しく計算されず、過少控除や過大控除になる可能性があります。扶養の範囲を再確認しましょう。

Q:手書きで申告してもいい?
→ 可能ですが、記入漏れが起きやすいためe-Taxの利用を推奨します。

Q:住民税の減税はどうなるの?
→ 2024年6月以降の住民税から自動的に控除されますが、所得税分は申告しないと控除されません。


✉ ひとこと

定額減税は今年限りの特例です。適用漏れがあると、本来受けられる減税を失うことにもなりかねません。
「ちょっと不安だな…」と感じたら、遠慮なくご相談ください。事前の確認が、後の安心につながります!


以上、今月の税務ワンポイントニュースでした。
今後も、タイムリーで実務に役立つ情報をお届けしてまいります📩

PDFはこちらからご覧ください。

ホームに戻る